普通のエアコン2台で再熱除湿を試す
外気が80~90%もある状態が長く続き、エアコン1台の冷房運転では湿度がどうしても70%前後で推移してしまう。そこで同型エアコン2台を使って再熱除湿の実験をした。
よいこはマネしちゃいけないよ!
まとめ
再熱除湿ができた。梅雨の長雨などには効果がありそう。
次のように運転した。
- 28畳の中央空間にある同型エアコン2台を使用した。
- 片方を冷房26℃、片方を暖房26℃にして連続運転をした。
- 羽径15cmの小型サーキュレーター2台で室内を攪拌し続けた。
- コンプレッサー式の除湿機は各居室で部屋干しをする時だけ使用した。
結果は次のようになった。
- 室温は27.5~28℃で安定。設定温度より2℃ほど上となった。暖房のほうが影響が大きい模様。
- 相対湿度は55~65%の範囲で推移して理想に近づいた。1台の冷房運転に比べて10%低い湿度を保つことができた。
- 暖房運転にかかる電気代は6円/Hだった。冷房と合わせて10円/Hといったところか。23畳用の除湿機を強運転するのと同程度で28畳分を空調できているので、除湿機よりはお得。とはいえ安くはない。
- 暖房をしていた和室の天井付近は30℃ほどになった。カラッとしているので存外に不快感はない。
- サーキュレーターで空気の流れを制御すると生活空間に熱風は吹き込んでこない。
空気質は体感できるレベルでカラリと変わった。室外機を見ていると冷房のエアコンがジャンジャン除湿している様子がわかり、実際に効果はある。
とても快適か、と言われるとそうでもない。室内に熱気があるのは快適とは言い難く。梅雨の長雨が続くような特別な場合にだけ効果があると考えられる。
なんともはや、なんでもやってみないと分からないものである。
次は冷房2台の連続運転を試す。