ひらたい家のダイアリー

田舎にて小さな平屋を建てたのだ。

壁紙が張りおわった

壁紙が張りおわったので主要部分をご紹介。

天井は白っぽい和紙柄のビニールクロス(サンゲツ RE-2681 白磁)で統一。ただし和室だけは同じシリーズのこげ茶(サンゲツ RE-2691 紫染)とした。

壁面は部屋ごとに仕様を変えていて居住スペースには織物クロス(布クロス)を使っている。 

リビング・ダイニングの壁面

基本を白い織物クロス(すっぴんクロス ファミリー YA-2003)とし、東側全面をアクセントの和紙柄ビニールクロス(サンゲツ RE−2688 緋)とした。

織物クロスはリラックスできる風合い。色味は狙っていたとおり天井とほぼ一致していて違和感なし。アクセントクロスは派手すぎないのに発色がよく、織物柄としなかったので本物の織物クロスと並べても馴染んでいる。成功。やったぜ。

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和室の壁面

基本をベージュの織物クロス(すっぴんクロス キッズ YA-1002)とし、北側全面を天井と合わせてこげ茶の和紙柄ビニールクロス(サンゲツ RE-2691 紫染)とした。

織物クロスとアクセントクロスのマッチングが予想以上によい。和室らしい落ち着いた空間となりそうで、ごろごろし放題。成功。ばんざーい。

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居室の壁面

寝室を兼ねるため落ち着いた雰囲気にしたく、ベージュの織物クロス(すっぴんクロス キッズ YA-1002)とした。予想通りの空間となった。成功。よしよし。

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その他作業スペースの壁面

「作業スペースであるキッチン・洗面室・洗濯脱衣室は、とにかく明るく」という女性陣の要望をダイレクトに反映して超真っ白なビニールクロスを選定。ところが天井が少しだけベージュよりのため、天井より壁面が明るいという結果に。小失敗。ざんねん。ざんねんすぎて写真を撮る気もない(笑)。まあ住んでしまえば慣れるであろう。

織物クロスについて

使った織物クロスはアトピッコハウスというメーカーの製品で「すっぴんクロス」。名は体を表す面白いネーミング。布クロスにしてはお安く、そして明朗会計。明朗会計すぎて工務店に「手数料を載せるのもなんなので施主支給でどうですか」と言われる始末。まさか数十万の施主支給をする羽目になるとはネ。

アトピッコハウスに発注をし施主支給だと伝えたところ、先方の担当者が配送トラックのサイズや搬入場所について色々と気を使ってくれ、予定日に無事品物が到着した。

届いてみると色味や風合いの綺麗なクロスであった。手触りはサラリとしていて温かみがありビニールクロスに触った時のペッタリ感とは明確な差がある。

そして実際に施工されるとクロスの凹凸からくる微妙な陰影と織物の穏やかな反射により部屋が実にほんわりして居心地のよい空間となった。施工に使う糊は添加物のない専用のでんぷん糊。施工直後でも異臭が全くない。普通の接着剤との実際の違いはよくわからないけれど、保存料が入っていない接着剤を使ったいう事実は長く住んでいく上で大きな安心材料にはなる。

メーカーでは織物クロスはビニールクロスより継ぎ目が確実に目立つと説明している。実際は次のようになった。

  • ビニールクロスは、壁に顔をくっつけても継ぎ目がまったくわからない。
  • 織物クロスは、普段の距離感では継ぎ目はわからない。壁に近づいて気をつけてみれば、なんとなくわかる。

うちのクロスを張ってくれた職人はかなりの腕前で仕上がりは上々。これはもう、工務店が普段からどんな職人と仕事をしているか、によるとしか言えない。

全体の仕上がりを見ると、実によいものだ、という印象。織物の経年変化など心配するほどのこともないわけで、選んで問題のない製品のように見える。

ところがネットで検索してもすっぴんクロスを使った施主自身の感想やら評判やらが全然みつからない。出てくるのはメーカーの公式サイトと工務店のページばかり。そこでこれから使う人の参考になればと思い実際の施工結果の写真を本記事に添付した。

引渡しが終わったら、全体のイメージなども載せていこうと思っている。