ひらたい家のダイアリー

田舎にて小さな平屋を建てたのだ。

ほったらかしの外構

雪もなくなったので、そろそろ外回りをなんとかしたいなあ、と。

いまのところの外構といえるものは、雪が降る前にDIYで置いた、敷地入り口から玄関ポーチに至る飛び石が唯一のもの。使った材はザラザラした直径30cm厚さ8cmの御影石、1個千円なり。駐車スペースを確保するため微妙にカーブさせて配置。

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結構重くて設置は難儀だったが、雪の季節に足元が濡れず滑らず、役に立った。

でも雪が降らなくなったとたんに家人は飛び石を無視して砂利をのしのし歩いている・・・

一輪挿しとお皿

ちょっとお出かけをして安曇野のコミューンチロルというカフェギャラリーに寄ってきた。藪タケシさんという作家さんのかわいい一輪挿しとカレー皿があったので思わず買い求める。トルコ青がとっても綺麗。実際には写真より気持ち薄いかな?

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カレー皿は予算の都合上1枚だけ(笑)

サラダを盛るのに使おうと思っている。

 

森田アルミ工業 Pid 4M

家具一式の日曜大工が終わってヘロヘロに。でも簡単な箱物家具は誰でも作れるということがわかり、作ってよかった。そのうちに記事にしてみたい。

今日は久々の物書きの手慣らしとして、ずっと前から気になっていてやっと購入した便利グッズをご紹介。

森田アルミ工業 室内物干しワイヤー pid 4M ( ピッドヨンエム)

森田アルミ工業 室内物干しワイヤー pid 4M ( ピッドヨンエム)

 

 皆さんご存知、ちゃんとデザインされた物干しワイヤ。少しワイヤを引っ張り出してロックしたところを撮影。

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 4メートルまで伸ばせるのでかなり長大な物干しが出現する優れもの。うちはリビング・ダイニングの一角に斜めに張れるように取り付け。こんな感じ。ピンと張られたワイヤが見られましょうか。

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物干しはもちろん、スーツを並べて手入れしたり、濡れタオルをかけて湿度を足したりと、なかなか便利に使っている。こういう生活の役にたつ、ちゃんと作られた小物を探すのも道楽の一つかなあ。

新旧住宅で電気代の比較

書きたいことはたくさんあるのですが仕事と新築疲れでへばっていて筆が進まず。

そんなところへ12月の電気代が出てきたのでこれを小ネタに旧宅と新宅で電気代を比較してみる。

 <旧宅>2015年 584kW 15,260円

  暖房は石油ファンヒーターによる部分間欠暖房。

  他にこたつ、電気マット、セラミックファンヒーター、オイルヒーター。

 <新宅>2016年 645kW 15,654円

  暖房は通常エアコンによる24時間暖房。

  設定温度は昼間は21度前後、夜間は18度前後。暑い昼間は消しています。

  ほかに電気マット、ウィンドーラジエター、加湿器。

電気代はだいたい同じですが旧宅は外気温と連動する極寒住宅、それに対して新宅はエアコン+加湿器による24時間全館暖房。住み心地の差は歴然。そして新宅は石油ファンヒーターの灯油代がかかっていないので実質のランニングコストは新宅の方が少ないはず。

・・・なんだこれは。すごいぞ高気密高断熱住宅。 お得だぞ高気密高断熱住宅。

我が家の建築指針

日本の住宅は、工法が星の数ほどあり、デザインの自由度は高く、東西南北で気象が異なるため性能はバラバラ。となると注文住宅の場合は一棟ごとに建て方が違うのだろうと思う。だからいつまでたっても安くならんのだ、という、愚痴はさておき。

忘れぬうちに、我が家を建てるときに用いた指針を記載しておく。


建築の指針

モノの本にはよく「まず大きさを意識せずに実現したいことを書き出して、どうしても実現したいものから〜」的なことが書いてある。しかしわたしはとても優柔不断で、あとで決定をひっくり返すコトがよくある性格をしている。最初に落とした希望が実は必須だったりするのかもしれないのである。だいたい、この方法だと真っ先にわたしの書斎が落とされてしまう!

モノの本が示す手法は、要件からはじめて順を追って決めよ、というウォーターフォール手法で一旦決めたことは完工まで覆しをしない。やっぱりこうしたい、という後戻りは効かない。だから建築関係者にはうれしい。でも、施主であるわたしは必ず後悔をする。

でも、だからと言ってなんでもかんでも覆していたら話が前に進まない。何かの縛りはいる。

そこで次を最初に決めて、絶対の縛り、絶対の指針とした。

  • 予算は無理せずに出せる最大
  • 予備費は一割
  • 大きさは平屋で28坪
  • 形状は東西八間、南北四間
  • 間取りはおいおい決める。

これだけ決めてしまえば工事規模がわかり建てる側も目算がつき安心する。平屋なので構造上の問題は生じにくく、間取りはギリギリまでいじり放題。

契約の時には仮図面として以上の方針を伝えておいた。この辺りの融通の利くところが工務店の良いところ。実際にだいぶ後の方まで間取りをいじり倒して建てることになった。

ちなみに書斎は予想通りいったん消滅したが最後の最後で2畳ちょっと確保できた。どうも女性陣には、デスクワークの男には書斎が必須なのだ、というコトが不思議に思えるらしく、実に危ういところだった…

最終的な断熱気密性能

やっと、少しだけ暮らしが落ち着いてきたところ。いままでと勝手が違いすぎて戸惑うことも多いのだけれど、実に快適すぎる暮らしになっていると思う。が、市役所にあれこれ意地悪されて登記に予定の倍以上の費用がかかり、おゼゼが少なくなって家具がまだ全部揃っていない(笑)。なので、家のことをポツポツ書いていくけれどまずは大枠から。中身についてはおいおいと。

断熱・気密性能

設計の最後の最後まで断熱仕様をいじり倒した結果、UA値は0.36になった。地域区分3のHEAT20 G1グレードがUA値 0.38で、これをクリア。太陽光パネルをドンと乗せればゼロエネ住宅になるくらいの性能なので(載せてないけど)、庶民が住む戸建としては十分かな。

断熱の材料はべた基礎のスタイロ内張+壁のGW+天井のGW、とごくごく普通で高級な建材は使っていない。エクセルシャノンのペアガラスサッシ(UA値1.4)が性能を底上げをしてくれている。

計算書のパラメータからQ値を求めるとQ値は1.1くらいなのだけど・・・そんなに高性能なわけはなく。うちは平屋だし熱交換をしない第三種換気なのでQ値は多分1.6くらい。

気密性能は実測0.5。初回測定で0.5が出て、棟梁が細い隙間を全部埋めてくれて再測定したけどやっぱり0.5だったそう。暮らしていて吸気口の蓋を半分閉めると3箇所ある引き違い窓から豪快に吸気を始めるので、たぶん残りの隙間は引き違い窓。これは埋めるわけにもいかない(笑)。気密についてはこれ以上は望めない仕上がりになった。

以上のとおり、設計施工面での断熱気密はバッチリ。

ざっくりとした断熱機密の感想メモ

点数をつけると、70点といったところ。

 本当に暖かい。床暖房でないが床もそれなりにホワホワしている。でも空気が乾燥する。そして引き違い窓のダメさが悪目立ちする。

マイナス分の30点は全部引き違い窓の分。こんなものを21世紀に入ってだいぶ経つのに平気で売り続けるその性根が気に食わん、と思うくらいにはダメな窓だと思う次第。リビングダイニングだけでもウィンドラジエターを入れようかな・・・